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ひとり、家で逝く
ひとり、家で逝く
第9回
孤独死ではない「おひとりさま」の最期
桜井が「月曜日かな」と言っていた火葬は、木曜日になった。死亡診断書の届出人となる家主と連絡がついたのが、やっと火曜日の午前。
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第8回
「よう、がんばらはった」
桜井は前掲の著書の中に「いよいよ死が訪れ息を引き取るときの様子」を、やはり箇条書きにしている。
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第7回
感謝しつつ「そろそろ逝かんとなぁ」
約1ヵ月後、10月初めから始まった在宅での闘病生活で、久坂が体力と生きる意欲を回復していったことはすでに述べた。
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第6回
通院治療から在宅ホスピスケアへ
久坂明雄は2001年9月6日に、大阪市内の病院で直腸がんの手術を受けた。その1年ぐらい前から自覚症状があり、自分の病気が高確率でがんであることに気づいていたという。
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第5回
大震災とともに葬ったもの
最後の入浴を終えた日の夜8時ごろ、久坂と同年配の男が訪ねてきた。Tさんは夜勤に備えて夕食を食べに出かけ、喘鳴の続いている部屋には私しかいなかった。
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第4回
人生の歯車が狂いだして
久坂明雄は1946(昭和21)年11月6日、大阪府吹田市に生まれた。NHKの職員だった父親が鳥取県の出身で、本籍地は鳥取県となっていた。
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第3回
痛みとの闘い
そろそろ逝こかと思とるんですけど、まだちょっと早いんかなぁ。去年の9月に退院したときから、いやその前からも、そろそろ年貢の納め時やと思いながら、えらい元気になってしもて……。
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第2回
余命予測が外れた不思議な患者
私が久坂と初めて会ったのは、2009年12月26日の午後だった。私はその日、在宅ホスピスケアの現場を見せてもらうために桜井医師の訪問診療に同行し、
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第1回
最後のお風呂か、それとも湯灌か
お風呂から上がったばかりの「ひとり」の男が、死を迎えようとしていた。2010年5月29日の昼下がり。がん末期の患者として入浴サービスを受けたのだから
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プロフィール
真並恭介
Kyousuke Shinnami
ノンフィクション作家
大阪府茨木市生まれ。ライター。1992年ライブストーン株式会社を設立、代表取締役。主に医学・医療分野の雑誌・書籍の編集・出版に従事。2002年から毎日新聞大阪本社特約記者、医療・大学などの取材を担当。
G2(ジーツー)vol.10
講談社
5月1日発売
1,200円(税込)
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